民法第432条(履行の請求)
2011年(平成23年)
- 【問 10】 AがBから事業のために、1,000万円を借り入れている場合における次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。
- 2 AがCと養子縁組をした場合、CはAのBに対する借入金債務についてAと連帯してその責任を負う。
- 誤り。債務者が養子縁組をしたからといって、養子が養親の債務につき連帯債務を負うことはない(民法第432条、第809条)。
2004年(平成16年)
- 【問 6】 AとBが1,000万円の連帯債務をCに対して負っている(負担部分は2分の1ずつ)場合と、Dが主債務者として、Eに1,000万円の債務を負い、FはDから委託を受けてその債務の連帯保証人となっている場合の次の記述のうち、民法の規定によれば、正しいものはどれか。
- 1 1,000万円の返済期限が到来した場合、CはA又はBにそれぞれ500万円までしか請求できないが、EはDにもFにも1,000万円を請求することができる。
- 誤り。Cは、債務者の一人または債務者全員に同時にまたは順次に債務の全部(または一部)の履行を請求できる(民法第432条)。Eの記述は正しい(民法第447条)。
2001年(平成13年)
- 【問 4】 AとBとが共同で、Cから、C所有の土地を2,000万円で購入し、代金を連帯して負担する(連帯債務)と定め、CはA・Bに登記、引渡しをしたのに、A・Bが支払をしない場合の次の記述のうち、民法の規定によれば,正しいものはどれか。
- 1 Cは、Aに対して2,000万円の請求をすると、それと同時には、Bに対しては、全く請求をすることができない。
- 誤り。Bに対しても、請求をすることができる(民法第432条)。
- 2 AとBとが、代金の負担部分を1,000万円ずつと定めていた場合、AはCから2,000万円請求されても、1,000万円を支払えばよい。
- 誤り。AはCに対しては2,000万円全額を支払う義務がある(民法第432条)。
1996年(平成8年)
- 【問 4】 AとBが、Cから土地を購入し、Cに対する代金債務については連帯して負担する契約を締結した場合で、AとBの共有持分及び代金債務の負担部分はそれぞれ2分の1とする旨の約定があるときに関する次の記述のうち、民法の規定によれば、誤っているものはどれか。
- 1 Cは、AとBに対して、同時に、それぞれ代金全額の支払いを請求することができる。
- 正しい。数人が連帯債務を負担するときは、債権者は、その連帯債務者の一人に対し、又は同時に若しくは順次にすべての連帯債務者に対し、全部又は一部の履行を請求することができる(民法第432条)。

