登録免許税法第10条(不動産等の価額)

2009年(平成21年)

【問 23】 住宅用家屋の所有権の移転登記に係る登録免許税の税率の軽減措置 (以下この問において「軽減措置」という。) に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
3 軽減措置に係る登録免許税の課税標準となる不動産の価額は、売買契約書に記載された住宅用家屋の実際の取引価格である。
誤り。不動産の価額は、固定資産課税台帳の登録価格等であり、実際の取引価格ではない(登録免許税法第10条)。

2002年(平成14年)

【問 27】 不動産登記に係る登録免許税に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
2 土地の売買に係る登録免許税の課税標準は、売買契約書に記載されたその土地の実際の取引価格である。
誤り。不動産の売買での登録免許税の課税標準は、当該登記の時の価額だが、この価額は当分の間、固定資産課税台帳に登録された当該不動産の価格を基礎として政令で定める価額による (登録免許税法第10条、同法附則第7条、同法施行令附則第3条)。

1996年(平成8年)

【問 29】 A(個人)は、自己を権利者とする地上権の設定の登記がされている土地をその土地の所有者であるBから売買により取得した。この場合におけるBからAへの当該土地の所有権の移転の登記に係る登録免許税に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
2 課税標準である土地の価額は、その土地について地上権が設定されていないものとした場合の土地の価額から地上権の価額を控除した額による。
誤り。当該登記の時における不動産等の価額は、当該不動産等の上に所有権以外の権利その他処分の制限が存するときは、当該権利その他処分の制限がないものとした場合の価額による(登録免許税法第10条第1項)。したがって、課税標準である土地の価額は、その土地について地上権が設定されていないものとした場合の土地の価額によることになる。

関係法令

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