不動産鑑定評価基準 総論(第4章 不動産の価格に関する諸原則)
1995年(平成7年)
- 【問 33】 不動産の鑑定評価に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 1 不動産の価格は、その不動産の効用が最高度に発揮される可能性に最も富む使用を前提として把握される価格を標準として形成されるが、これを最有効使用の原則という。
- 正しい。不動産の価格は、その不動産の効用が最高度に発揮される可能性に最も富む使用(以下「最有効使用」という。)を前提として把握される価格を標準として形成される。この場合の最有効使用は、現実の社会経済情勢の下で客観的にみて、良識と通常の使用能力を持つ人による合理的かつ合法的な最高最善の使用方法に基づくものである。なお、ある不動産についての現実の使用方法は、必ずしも最有効使用に基づいているものではなく、不合理な又は個人的な事情による使用方法のために、当該不動産が十分な効用を発揮していない場合があることに留意すべきである(不動産鑑定評価基準第4章Ⅳ)。
関係法令
- 不動産鑑定評価基準(外部リンク~pdfファイルの為、読み込み時間がかかります~)