不動産登記法第2条(定義)

1992年(平成4年)

【問 15】 不動産登記に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
3 権利の更正の登記は、既存の登記について、当初から錯誤若しくは遺漏があり、又は後発的に実体関係に変化があったため、登記されている事項の一部が実体関係と一致しない場合に、これを訂正するためになされる登記である。
誤り。「更正の登記」とは、登記事項に錯誤又は遺漏があった場合に当該登記事項を訂正する登記をいう(不動産登記法第2条第16号)。「変更の登記」とは、登記事項に変更があった場合に当該登記事項を変更する登記をいう(同条第15号)。本肢は、更生の登記の定義の中に、変更の登記の内容が含まれており、誤りとなる。

1991年(平成3年)

【問 15】 不動産登記に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1 所有権移転の登記の抹消は、権利部の甲区に記録される。
正しい。権利部は、甲区及び乙区に区分し、甲区には所有権に関する登記の登記事項を記録するものとし、乙区には所有権以外の権利に関する登記の登記事項を記録するものとする(不動産登記法第2条第5項、不動産登記規則第4条第4項)。
2 抵当権の順位の変更の登記は、権利部の乙区に記録される。
正しい。第1肢の解説参照(不動産登記法第2条第5項、不動産登記規則第4条第4項)。
3 根抵当権の登記名義人の氏名等の変更の登記は、権利部の甲区に記録される。
誤り。権利部の乙区に記録される(不動産登記法第2条第5項、不動産登記規則第4条第4項)。
4 買戻しの特約の登記は、買主の権利取得の登記の付記登記として権利部の甲区に記録される。
正しい。第1肢の解説参照(不動産登記法第2条第5項、不動産登記規則第3条第9号、第4条第4項)。

1990年(平成2年)

【問 16】 不動産の仮登記に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
3 賃借権設定の仮登記は、権利部の甲区に記録される。
誤り。権利部は、甲区及び乙区に区分し、甲区には所有権に関する登記の登記事項を記録するものとし、乙区には所有権以外の権利に関する登記の登記事項を記録するものとする(不動産登記法第2条第5項、不動産登記規則第4条第4項)。本肢の場合は、乙区に記録される。

関係法令

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