民法第940条(相続の放棄をした者による管理)

2008年(平成20年)

【問 7】 注意義務に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、誤っているものはどれか。
4 相続人は、相続放棄前はもちろん、相続放棄をした場合も、放棄によって相続人となった者が管理を始めるまでは、固有財産におけると同一の注意をもって相続財産を管理しなければならない。
正しい。相続人は、その固有財産におけるのと同一の注意をもって、相続財産を管理しなければならない(民法第918条第1項)。また、相続の放棄をした者は、放棄によって相続人となった者が相続財産の管理をはじめることができるまで、自己の財産におけるのと同一の注意をもって、その財産の管理を継続しなければならない(民法第940条第1項)。

関係法令

このページを閉じる

ページ上部に戻る