民法第923条(共同相続人の限定承認)
2007年(平成19年)
- 【問 12】 AがBに対して1,000万円の貸金債権を有していたところ、Bが相続人C及びDを残して死亡した場合に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、誤っているものはどれか。
- 1 Cが単純承認を希望し、Dが限定承認を希望した場合には、相続の開始を知った時から3か月以内に、Cは単純承認を、Dは限定承認をしなければならない。
- 誤り。相続人が数人あるときは、限定承認は、共同相続人の全員が共同してのみこれをすることができる(民法第923条)。
2002年(平成14年)
- 【問 12】 相続の承認及び放棄に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、誤っているものはどれか。
- 2 相続人が数人あるときは,限定承認は、共同相続人の全員が共同してのみこれをすることができる。
- 正しい。本肢記述のとおり(民法第923条)。
1998年(平成10年)
- 【問 10】 相続人が、被相続人の妻Aと子Bのみである場合(被相続人の遺言はないものとする。)の相続の承認又は放棄に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、誤っているものはどれか。
- 2 Aが単純承認をすると、Bは、限定承認をすることができない。
- 正しい。相続人が数人あるときは、限定承認は、共同相続人の全員が共同してのみこれをすることができる(民法第923条)。
1993年(平成5年)
- 【問 13】 Aが、5,000万円相当の土地と5,500万円の負債を残して死亡した。Aには、弟B、母C、配偶者D及びDとの間の子E・F・G並びにEの子Hがいる。この場合、民法の規定によれば、次の記述のうち正しいものはどれか。
- 1 限定承認をするときは、D・E・F及びGが、共同してしなければならない。
- 正しい。相続人が数人あるときは、限定承認は、共同相続人の全員が共同してのみこれをすることができる(民法第923条)。
関係法令
- 民法(外部リンク)