民法第919条(相続の承認及び放棄の撤回及び取消し)
1998年(平成10年)
- 【問 10】 相続人が、被相続人の妻Aと子Bのみである場合(被相続人の遺言はないものとする。)の相続の承認又は放棄に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、誤っているものはどれか。
- 4 Aは、Bの詐欺によって相続の放棄をしたとき、Bに対して取消しの意思表示をして、遺産の分割を請求することができる。
- 誤り。限定承認又は相続の放棄の取消しをしようとする者は、その旨を家庭裁判所に申述しなければならない(民法第919条第4項)。Bに対して取消しの意思表示をするわけではない。
関係法令
- 民法(外部リンク)