民法第710条(財産以外の損害の賠償)

2008年(平成20年)

【問 11】 Aが故意又は過失によりBの権利を侵害し、これによってBに損害が生じた場合に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。
4 Aの加害行為が名誉毀損で、Bが法人であった場合、法人であるBには精神的損害は発生しないとしても、金銭評価が可能な無形の損害が発生した場合には、BはAに対して損害賠償請求をすることができる。
正しい。法人の名誉権が侵害され無形の損害が生じた場合には、損害の金銭評価が可能であるかぎり民法第710条が適用され、損害賠償の請求をすることができる(民法第710条、判例)。

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