民法第400条(特定物の引渡しの場合の注意義務)

2008年(平成20年)

【問 7】 注意義務に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、誤っているものはどれか。
1 ある物を借り受けた者は、無償で借り受けた場合も、賃料を支払う約束で借り受けた場合も、善良な管理者の注意をもって、その物を保存しなければならない。
正しい。賃借人も使用借人も、善良な管理者の注意をもって目的物を保管しなければならない(民法第400条)。
3 商人ではない受寄者は、報酬を受けて寄託を受ける場合も、無報酬で寄託を受ける場合も、自己の財産と同一の注意をもって寄託物を保管する義務を負う。
誤り。有償の受寄者は、善良な管理者の注意をもって保管しなければならないが(民法第400条)、無償の受寄者は、自己の財産に対すると同一の注意をもって保管する義務を負う(民法第659条)。

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