民法第398条の7(根抵当権の被担保債権の譲渡等)

2011年(平成23年)

【問 4】 根抵当権に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、正しいものはどれか。
2 元本の確定前に根抵当権者から被担保債権の範囲に属する債権を取得した者は、その債権について根抵当権を行使することはできない。
正しい。元本の確定前に根抵当権者から債権を取得した者は、その債権について根抵当権を行使することができない(民法第398条の7第1項)。

2007年(平成19年)

【問 8】 Aは、自己所有の甲不動産につき、B信用金庫に対し、極度額を3,000万円、被担保債権の範囲を「信用金庫取引による債権」とする第1順位の根抵当権を設定し、その旨の登記をした。なお、担保すべき元本の確定期日は定めなかった。この場合に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。
2 元本の確定前に、B信用金庫から、被担保債権の範囲に属する個別債権の譲渡を受けた者は、確定日付のある証書でAに対し債権譲渡通知を行っておけば、その債権について根抵当権を行使できる。
誤り。元本の確定前に根抵当権者から債権を取得した者は、その債権について根抵当権を行使することができない(民法第398条の7第1項)。

2003年(平成15年)

【問 6】 普通抵当権と元本確定前の根抵当権に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。
3 普通抵当権でも、根抵当権でも、被担保債権を譲り受けた者は、担保となっている普通抵当権又は根抵当権を被担保債権とともに取得する。
誤り。元本の確定前に根抵当権者から債権を取得した者は、その債権について根抵当権を行使することができない(民法第369条、第398条の7第1項)。

2000年(平成12年)

【問 5】 根抵当権に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、正しいものはどれか。
4 根抵当権の被担保債権に属する個別の債権が、元本の確定前に、根抵当権者から第三者に譲渡された場合、その第三者は,当該根抵当権に基づく優先弁済を主張できない。
正しい。元本の確定前に根抵当権者から債権を取得した者は、その債権について根抵当権を行使することができない(民法第398条の7第1項)。

関係法令

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