民法第253条(共有物に関する負担)

1994年(平成6年)

【問 3】 A・B・Cが別荘を持分均一で共有し、特約がない場合に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、誤っているものはどれか。
1 管理費は、A・B・Cがその利用の程度に応じて負担しなければならない。
誤り。各共有者は、その持分に応じ、管理の費用を支払い、その他共有物に関する負担を負う(民法第253条第1項)。「利用の程度に応じて負担」するわけではない。

1992年(平成4年)

【問 12】 A・B・C3人の土地の共有(持分均一)に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、誤っているものはどれか。
1 Aの反対にかかわらず、B及びCが同意して管理行為を行った場合、Aは、その費用の分担を拒むことができる。
誤り。共有物の管理に関する事項は、各共有者の持分の価格に従い、その過半数で決する(民法第252条)。各共有者は、その持分に応じ、管理の費用を支払い、その他共有物に関する負担を負う(同法第253条第1項)。したがって、Aは、その費用の分担を拒むことができない。

関係法令

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