民法第192条(即時取得)

2014年(平成26年)

【問 3】 権利の取得や消滅に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。
1 売買契約に基づいて土地の引渡しを受け、平穏に、かつ、公然と当該土地の占有を始めた買主は、当該土地が売主の所有物でなくても、売主が無権利者であることにつき善意で無過失であれば、即時に当該不動産の所有権を取得する。
誤り。取引行為によって、平穏に、かつ、公然と動産の占有を始めた者は、善意であり、かつ、過失がないときは、即時にその“動産”について行使する権利を取得する(民法第192条)。「動産」については、このように即時取得の制度があるが、本肢は、土地(不動産)についての問題であり、即時取得の制度は適用されない。

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