民法第180条(占有権の取得)

2015年(平成27年)

【問 5】 占有に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。
1 甲建物の所有者Aが、甲建物の隣家に居住し、甲建物の裏口を常に監視して第三者の侵入を制止していたとしても、甲建物に錠をかけてその鍵を所持しない限り、Aが甲建物を占有しているとはいえない。
誤り。占有権は、自己のためにする意思をもって物を所持することによって取得する(民法第180条)。本肢のAの行為は、その家屋を所持するものといえ、Aが甲建物を占有していることになる(最判S27.2.19)。

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