民法第105条(復代理人を選任した代理人の責任)

2007年(平成19年)

【問 2】 Aは不動産の売却を妻の父であるBに委任し、売却に関する代理権をBに付与した。この場合に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、正しいものはどれか。
2 Bが、Bの友人Cを復代理人として選任することにつき、Aの許諾を得たときは、Bはその選任に関し過失があったとしても、Aに対し責任を負わない。
誤り。代理人は、復代理人を選任したときは、その選任及び監督について、本人に対してその責任を負う(民法第105条第1項)。
3 Bが、Aの許諾及び指名に基づき、Dを復代理人として選任したときは、Bは、Dの不誠実さを見抜けなかったことに過失があった場合、Aに対し責任を負う。
誤り。代理人は、本人の指名に従って復代理人を選任したときは、その責任を負わない。ただし、その代理人が、復代理人が不適任又は不誠実であることを知りながら、その旨を本人に通知し又は復代理人を解任することを怠ったときは、この限りでない(民法第105条第2項)。

関係法令

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