建築基準法 第62条(準防火地域内の建築物)

2007年(平成19年)

【問 21】 建築基準法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
3 防火地域又は準防火地域において、廷べ面積が1,000平方メートルを超える建築物は、すべて耐火建築物としなければならない。
誤り。準防火地域内では延べ面積が1,000㎡超の建築物はすべて耐火建築物にしなければならないわけではない(建築基準法第61条、第62条第2項)。

2004年(平成16年)

【問 21】 建築基準法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
1 準防火地域内においては、延べ面積が1,200平方メートルの建築物は耐火建築物としなければならない。
誤り。本肢の場合、階数が4以上であれば耐火建築物、階数が3以下ならば耐火建築物または準耐火建築物としなければならない(建築基準法第62条第1項)。

2001年(平成13年)

【問 20】 防火地域又は準防火地域に開する次の記述のうち、建築基準法の規定によれば、正しいものはどれか。
2 準防火地域内にある木造建築物の外壁及びその軒裏で延焼のおそれのある部分は、防火構造としなければならない。
正しい。本肢記述のとおり(建築基準法第62条第2項)。
4 防火地域又は準防火地域以外においても、建築物の高さが15mを超える建築物は、必ず耐火建築物又は準耐火建築物としなければならない。
誤り。本肢のような規定はない(建築基準法第61条、第62条)。

1999年(平成11年)

【問 22】 準防火地域内において、地階を除く階数が3(高さ12m)、延べ面積が1,200平方メートルで事務所の用途に供する建築物を建築しようとする場合に関する次の記述のうち、建築基準法の規定によれば、正しいものはどれか。
1 この建築物は、耐火建築物又は準耐火建築物としなければならない。
正しい。延べ面積が500平方メートルを超え1,500平方メートル以下の建築物は耐火建築物又は準耐火建築物としなければならない(建築基準法第62条第1項)。
3 この建築物は、防火上有効な構造の防火壁によって有効に区画しなければならない。
誤り。延べ面積が1,000平方メートルを超える建築物は、防火上有効な構造の防火壁によって有効に区画し、かつ、各区画の床面積の合計をそれぞれ1,000平方メートル以内としなければならない。ただし、耐火建築物又は準耐火建築物については、この限りではない(建築基準法第26条第1号)。本肢の建築物は、第1肢で見たように、耐火建築物または準耐火建築物なので、防火壁によって有効に区画しなければならないわけではない(同法第62条第1項)。

1994年(平成6年)

【問 24】 防火地域及び準防火地域に関する次の記述のうち、建築基準法の規定によれば、正しいものはどれか。
2 準防火地域内において、地階を除く階数が3で延べ面積が1,000平方メートルの事務所は、必ず耐火建築物としなければならない。
誤り。準防火地域内においては、地階を除く階数が4以上である建築物又は延べ面積が1,500平方メートルを超える建築物は耐火建築物とし、延べ面積が500平方メートルを超え1,500平方メートル以下の建築物は耐火建築物又は準耐火建築物とし、地階を除く階数が3である建築物は耐火建築物、準耐火建築物又は外壁の開口部の構造及び面積、主要構造部の防火の措置その他の事項について防火上必要な政令で定める技術的基準に適合する建築物としなければならない(建築基準法第62条第1項)。本肢の建築物は、耐火建築物又は準耐火建築物としなければならない。
3 準防火地域内において、地階を除く階数が3で延べ面積が500平方メートルの事務所を耐火建築物以外のものとする場合は、必ず準耐火建築物としなければならない。
誤り。第2肢の解説参照(建築基準法第62条第1項)。本肢の建築物は耐火建築物、準耐火建築物又は外壁の開口部の構造及び面積、主要構造部の防火の措置その他の事項について防火上必要な政令で定める技術的基準に適合する建築物としなければならない。

1990年(平成2年)

【問 22】 防火地域及び準防火地域に関する次の記述のうち、建築基準法の規定によれば、正しいものはどれか。
2 延べ面積が300平方メートルで、かつ、地上3階建ての住宅を、準防火地域内に建築する場合には、必ず耐火建築物又は準耐火建築物としなければならない。
誤り。本肢の建築物は、耐火建築物、準耐火建築物又は外壁の開口部の構造及び面積、主要構造部の防火の措置その他の事項について防火上必要な政令で定める技術的基準に適合する建築物としなければならない(建築基準法第62条第1項)。

1989年(平成1年)

【問 22】 防火地域又は準防火地域内における建築物の制限に関する次の記述のうち、建築基準法の規定によれば、誤っているものはどれか。
2 準防火地域内においては、地階を除く階数が3で、延べ面積が1,000平方メートルの建築物は、耐火建築物又は準耐火建築物としなければならない。
正しい。準防火地域内においては、地階を除く階数が3以下で、延べ面積が500平方メートルを超え1,500平方メートル以下の建築物は耐火建築物又は準耐火建築物としなければならない(建築基準法第62条第1項)。

関係法令

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