建築基準法 第56条の2(日影による中高層の建築物の高さの制限)

2009年(平成21年)

【問 19】 建築基準法 (以下この問において「法」という。) に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
3 商業地域内にある建築物については、法第56条の2第1項の規定による日影規制は、適用されない。ただし、冬至日において日影規制の対象区域内の土地に日影を生じさせる、高さ10mを超える建築物については、この限りではない。
正しい。本肢記述のとおり(建築基準法第56条の2第4項)。

2006年(平成18年)

【問 22】 建築基準法 (以下この問において「法」という。)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
4 法第56条の2第1項の規定による日影規制の対象区域は地方公共団体が条例で指定することとされているが、商業地域、工業地域及び工業専用地域においては、日影規制の対象区域として指定することができない。
正しい。本肢記述のとおり(建築基準法第56条の2第1項)。

1995年(平成7年)

【問 24】 日影による中高層の建築物の高さの制限(以下この問において「日影規制」という)に関する次の記述のうち、建築基準法の規定によれば、正しいものはどれか。
1 日影規制の対象となる区域については、その区域の存する地方の気候及び風土、土地利用の状況等を勘案して、都市計画で定められる。
誤り。日影規制の対象区域は、地方公共団体の条例で定められる(建築基準法第56条の2第1項)。
2 第一種中高層住居専用地域又は第二種中高層住居専用地域において、日影規制の対象となるのは、軒の高さが7m又は高さが10mを超える建築物である。
誤り。本肢の地域では、日影規制の対象となるのは、高さが10mを超える建築物である(建築基準法第56条の2第1項、別表第4)。
3 同一の敷地内に2以上の建築物がある場合においては、これらの建築物を一の建築物とみなして、日影規制が適用される。
正しい。本肢記述のとおり(建築基準法第56条の2第2項)。
4 建築物の敷地が道路、水面、線路敷その他これらに類するものに接する場合であっても、日影規制の緩和に関する措置はない。
誤り。建築物の敷地が道路、川又は海その他これらに類するものに接する場合、建築物の敷地とこれに接する隣地との高低差が著しい場合その他これらに類する特別の事情がある場合における日影規制の規定の適用の緩和に関する措置は、政令で定める(建築基準法第56条の2第3項、同法施行令第135条の12)。

1993年(平成5年)

【問 23】 建築物の高さの制限に関する次の記述のうち、建築基準法の規定によれば、正しいものはどれか。
4 日影制限(建築基準法第56条の2の制限をいう。)は、商業地域内においても、適用される。
誤り。日影制限は、商業地域内においては、原則として、適用されない(建築基準法第56条の2)。

1992年(平成4年)

【問 23】 下図のような近隣商業地域と第二種住居地域にまたがる敷地に建築物を建築する場合の制限に関する次の記述のうち、建築基準法の規定によれば、正しいものはどれか。ただし、街区の角にある敷地として特定行政庁の指定を受けているものとし、また、他の地域地区等の指定及び特定道路による影響はなく、特定行政庁が都道府県都市計画審議会の議を経て指定する区域でもないものとする。
敷地の図
3 地方公共団体の条例により、建築基準法第56条の2の日影による中高層の建築物の高さの制限が適用されることはない。
誤り。両地域ともに地方公共団体の条例で日影規制を適用することができる。なお、日影時間の制限の異なる2つの区域にわたるときは、建築物は両方の区域の規制に適合しなければならない(建築基準法第56条の2第1項、同法施行令第135条の13)。

1991年(平成3年)

【問 24】 第二種中高層住居専用地域内の建築物に関する次の記述のうち、建築基準法の規定によれば、正しいものはどれか。
4 第二種中高層住居専用地域内においても、高さが9mの建築物であれば、日影による中高層の建築物の高さの制限を受けない。
正しい。高さが10メートルを超える建築物が、規制を受ける(建築基準法第56条の2、別表第4)。

1990年(平成2年)

【問 24】 第一種低層住居専用地域内の建築物に関する次の記述のうち、建築基準法の規定によれば、正しいものはどれか。
4 第一種低層住居専用地域内の建築物のうち、地階を除く階数が2以下で、かつ、軒の高さが7m以下のものは、日影による中高層の建築物の高さの制限を受けない。
正しい。制限の対象となるのは、軒の高さが7メートルを超える建築物又は地階を除く階数が3以上の建築物である(建築基準法第56条の2第1項、別表第4)。

関係法令

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