建築基準法 第3条(適用の除外)

2012年(平成24年)

【問 18】 建築基準法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
1 建築基準法の改正により、現に存する建築物が改正後の建築基準法の規定に適合しなくなった場合、当該建築物は違反建築物となり、速やかに改正後の建築基準法の規定に適合させなければならない。
誤り。建築時には適法に建てられたが、その後の建築基準法の改正によって不適格な部分を生じた建築物を既存不適格建築物という。既存不適格建築物については、「この法律又はこれに基づく命令もしくは条例の規定の施行又は適用の際現に存する建築物もしくはその敷地又は現に建築、修繕もしくは模様替えの工事中の建築物若しくはその敷地がこれらの規定に適合せず、又はこれらの規定に適合しない部分を有する場合においては、当該建築物、建築物の敷地又は建築物もしくはその敷地の部分に対しては、当該規定は、適用しない。」という規定があり、すみやかに改正後の建築基準法の規定に適合させなければならないわけではない(建築基準法第3条第2項)。

2002年(平成14年)

【問 21】 建築基準法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
3 文化財保護法の規定によって重要文化財に指定された建築物であっても、建築基準法は適用される。
誤り。文化財保護法の規定によって国宝、重要文化財、重要有形民俗文化財、特別史跡名勝天然記念物又は史跡名勝天然記念物として指定され、又は仮指定された建築物には、建築基準法は適用されない(建築基準法第3条第1項)。

1999年(平成11年)

【問 20】 建築基準法の確認に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
4 文化財保護法の規定によって重要文化財として仮指定された建築物の大規模の修繕をしようとする場合は、建築主事の確認を受ける必要がない。
正しい。文化財保護法の規定によって国宝、重要文化財、重要有形民俗文化財、特別史跡名勝天然記念物又は史跡名勝天然記念物として指定され、又は仮指定された建築物には、建築基準法は適用されないので、建築確認は不要である(建築基準法第3条第1項)。

関係法令

このページを閉じる

ページ上部に戻る